運慶作の閻魔大王が鎮座する「円応寺」

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円応寺と言えば、有名なのが運慶(うんけい)作の閻魔大王像。

円応寺には、閻魔大王が鎮座しているのだ。そのため、階段には恐ろしい閻魔大王の絵が書かれている。

なんで閻魔大王がいるのか。その経緯にはある伝説がある。運慶が臨死体験をしたとき閻魔大王に会い、「汝が我が姿を彫刻をし、その姿を見たものが悪行を成さなくなるのであれば元の人間界に戻してやろう」と言われた。瀕死状態からその後、運慶は行きかえり、笑いながら閻魔大王の像を彫った。

そのためか、どことなく閻魔大王像の顔も笑っているように見え、古来より「笑い閻魔」とも言われている。

本堂には仏師運慶作と伝えられる閻魔大王像が正面に据えられた十王像が並んでいる。鎌倉時代に流行った十王思想では、死後人間の罪業を裁くとされている。十王のうち、初江王は現在鎌倉国宝館に寄託されている。